JR常磐線普通列車グリーン車連結問題、最近の動き。
◎「改善を求める」意見書案
牛久市の6月議会に「ラッシュ時のグリーン車連結の改善を求める意見書案」を日本共産党が提出。先立って5月29日に行われた議院運営委員会では全会一致で採択されるよう申し入れたと日本共産党牛久市議団ニュース677号で報告した。
--普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を国会又は関係行政庁に提出することができる。(地方自治法第99条)--
議員による議会報告を待ちたい。
◎交渉・運動展開再び
日本共産党牛久市議団サイトによれば、利根川英雄牛久市議会議員をはじめJR常磐線沿線の日本共産党の地方議会議員は6月8日、グリーン車問題について大門みきし参議院議員(日本共産党)と打ち合わせをした。「ラッシュ時の混雑緩和に向けて、JR東日本本社、水戸支社と交渉を行い、署名活動、利用者の意見や要望を聞くなどの運動を広げていくことを確認」したとしている。
「都区内・りんかいフリーきっぷ」常磐線差別解消(「東京自由乗車券」廃止反対)運動での展開に似てきたので「再び」とした。大門議員がJRにずばり迫ったことを思い出す。沿線地方議員とはどこまでかは私は知らない。要注目である。
◎牛久市が参加する団体では
牛久市サイトに住民からの意見「常磐線の増発を」というのがあった。執行部の回答も掲載されている。
--【ご意見】
3月18日のダイヤ改正で10両編成の場合だと普通乗車券などで乗れるのは8両しかありません。その8両に乗客が集中してしまい混雑が激しくなっていました。
JRにお願いして10両編成を15両編成にしてほしいと思います。
もう一つは、増発です。22時台は特急が3本あるのに普通列車は2本しかなく22時17分の列車を逃すと22時46分まで約30分の間隔が空いてしまっています。23時台も23時12分の電車を逃すと23時42分まで30分の間隔が開いてしまっている。22時台と23時台の普通列車を増発してください。
【回答】
牛久市においては、JRへの要望事項に関しまして常磐線沿線地区にて組織されている常磐線輸送力増強期成同盟会等の3団体において利便性の向上を働きかけているところであり、昨年度もりんかいフリーキップ導入をはじめ、市民の方々の意見を踏まえた要望を実施してまいりました。
本年度においてもJR東日本本社、JR東日本水戸支社への要望を予定しており、その要望項目として今回の要望事項も含め、市民の方々から頂いた意見を反映させていきたいと考えております(牛久市公式サイト より)--
全文は公式サイトをご覧いただきたい。
個人的には、先ず無理な「複々線化」や定義曖昧な「快速電車土浦へ」とか「東京駅直通を」とかいったことよりも、何よりも普通列車の増発を求めてほしいと思っている。
★グリーン車是非?
何度も書いてきたので字が枯れるけど、この問題は、普通車減らしというサービス低下が問題である。
混雑緩和どころか現状維持すらしないというのは今までに聞いたことがない。車両削減とは随分と乱暴。鉄道事業者が混雑を酷くするなどどうかしている。
そういうことである、と認識している私である。よってグリーン車は必要か?という観点とは、微妙に違ってくる、と思っている。
posted by よるの黒茶 at 21:40
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